Concerns 疾患とお悩み 免疫力低下
NK免疫細胞療法
NK(ナチュラル・キラー)細胞は、免疫システムの最前線で働くリンパ球の一種です。全身をくまなく点検し、がん細胞やウイルス感染細胞を見つけ出して攻撃します。
この治療は、患者さまの血液から採取したNKリンパ球を3週間培養し、数を1,000倍程度に増やしてから点滴で体内に戻す療法です。
免疫力を高めることを目的とした、自分の細胞を使う治療法です。
ヒト自己活性化NK細胞によるがん免疫細胞療法の治療および施術の内容
リンパ球の10~30%を占め、自分以外の細胞を殺してしまうほどの高い攻撃力を持つ細胞です。このNK細胞を患者さんの血液から採取して、キラー活性(細胞を殺傷する能力)を高め、攻撃力を強めてから細胞を点滴注射で戻すのが「NK細胞療法」です。
ヒト自己活性化NK細胞によるがん免疫細胞療法の主なリスク・副作用について
この治療にはヒト血清アルブミン製剤が含まれています。
ヒト血清アルブミン製剤は点滴に含まれる細胞の活性や生存率を保つ目的で添加されています。本剤はヒト血液を原料として製剤化されたもので、原料採取時には問診、感染症関連の検査が実施されています。さらに、製造工程で一定の不活化・除去処理が行われており、感染症に対する安全対策が講じられていますが、感染症の可能性を 100%否定できません。その他の副作用として、ごく稀に過敏症(発熱、顔面潮紅、蕁麻疹等)、悪寒、腰痛などを引き起こすことがあります。個人差はありますが、通常 1~2日程度で軽快します。
ヒト自己活性化αβT細胞によるがん免疫細胞療法の治療および施術の内容
アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)とは、がん細胞を攻撃するT細胞、NK細胞などのリンパ球全体を大幅に増殖、活性化して投与し、免疫力全体を底上げする治療法です。化学療法や放射線治療との併用で、その効果を増すことも期待できます。
まず、採血を行います。
その後、患者さまから採取した血液は、免疫細胞治療専門の培養施設に運ばれ、培養、加工を行います。
厚生労働省の許可を得た施設では、徹底した品質資材管理のもと患者様に安心して治療を受けて頂ける体制が構築されています。
加工され、増殖・活性化させた細胞を、点滴や注射などで患者さまに投与します。
ヒト自己活性化αβT細胞によるがん免疫細胞療法の主なリスク・副作用について
この治療では、特に免疫細胞のうちでもαβT(アルファベータ T)細胞という、がん細胞を攻撃する免疫細胞を特異的に増やします。培養することによって、数だけでなく、がんを攻撃する力も活性化しますが、培養したαβT 細胞が患者さまご自身の免疫細胞であることに変わりはありません。そのため当院でおこなうがん免疫細胞療法は、副作用が少なく体にやさしい治療法とされており、副作用の強い抗がん剤治療や放射線治療と同時期に使用することも可能です。しかし、関節リウマチなどの自己免疫疾患にかかっていらっしゃる場合は、悪化の可能性もあります。また、免疫細胞を体に入れた際に一時的な発熱がみられる患者さまもいらっしゃいます。
ヒト自己活性化γδT細胞によるがん免疫細胞療法の治療および施術の内容
ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)とは、がん細胞を攻撃する力を持つ免疫細胞(リンパ球)のうち「ガンマ・デルタT細胞」を用いた免疫細胞治療です。肺がんや多発性骨髄腫をはじめ、様々ながん種を対象に、大学病院等で臨床研究が実施されており、さらにその成果が論文として発表されるなど、期待される治療法の一つです。ガンマ・デルタT細胞療法は活性NK細胞療法と同様に患者さんから末梢血を40cc採取させていただき約2週間、培養センターにて増殖・活性化を行って点滴を作成し、生理食塩液と共に30分ほどかけ体内にお戻しする治療です。
ヒト自己活性化γδT細胞によるがん免疫細胞療法の主なリスク・副作用について
この治療では、特に免疫細胞のうちでもγδT(ガンマデルタ T)細胞という、がん細胞を攻撃する免疫細胞を特異的に増やします。培養することによって、数だけでなく、がんを攻撃する力も活性化しますが、培養したγδT 細胞が患者さまご自身の免疫細胞であることに変わりはありません。そのため当院でおこなうがん免疫細胞療法は、副作用が少なく体にやさしい治療法とされており、副作用の強い抗がん剤治療や放射線治療と同時期に使用することも可能です。しかし、関節リウマチなどの自己免疫疾患にかかっていらっしゃる場合は、悪化の可能性もあります。また、免疫細胞を体に入れた際に一時的な発熱がみられる患者さまもいらっしゃいます。