Concerns 疾患とお悩み アンチエイジング(抗加齢)医療
抗加齢医療としての幹細胞治療は主に加齢による生活習慣病、肝障害、や内臓疾患、更年期障害などの治療に合わせて、動脈硬化予防の幹細胞治療を行うことにより、弱った毛細血管の修復、細胞の衰えで機能低下した組織の修復がなされます。それらによりからだの内側から若々しさを取り戻すことが可能になります。実年齢にかかわらず、からだの内側から輝くような美しさと生命力あふれる若々しさを取り戻すことこそが本当のアンチエイジング(抗加齢)医療であると思います。組織の衰えや細胞機能の低下が肌のハリや皮膚の輝きを奪ってしまいます。幹細胞治療によって、弱った毛細血管が修復され、細胞の衰えで機能低下した組織を修復します。
幹細胞治療による再生美容医療
幹細胞治療による老化した肌の再生、シミ・シワ・ツヤ・弾力の修復、皮膚陥凹性変形の治療や高濃度ビタミンC治療、幹細胞培養上清を使ったグロスファクター再生美容治療、自己培養上清で作られたメディカルコスメ治療を行うクリニックをご紹介致します。
美容医療として幹細胞治療は大きな期待と可能性を持っています。男性・女性ともに“美しさ”を追求する治療を求めている方は多くいます。
年齢に関わらず美しさへの要求の実現やお悩みを解決するために幹細胞を使った美容療法を行います。
幹細胞を投与することで老朽化した部位の修復、毛細血管や血管壁の修復により身体の中から輝きのある肌色の再生、シミ、シワ、たるみ、肌のツヤ、弾力などの改善を促します。からだの内側からの輝き、明るさを取り戻すため、内臓疾患の治療、毛細血管の修復等、血行を改善することによる肌の輝きを取り戻す幹細胞全身投与治療と、顔等の若さを保つために、水光注射等で局所に幹細胞を投与する幹細胞局所治療です。
幹細胞を注入する事でコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の主要成分を作り出します。 真皮が古く組織ダメージを受けている場合は 幹細胞がホーミング(=損傷組織に集まる)して
コラーゲンを作り、ダメージ修復を行います。

幹細胞セクレトームエキスについて
老化した細胞や傷ついた組織の再生治療有効
浄化濃縮幹細胞セクレトームエキス・エクソソームとは、人間の体内から抽出した幹細胞を培養する時に使用した培養液から幹細胞を除いた液体(上澄み液)を独自の調整法で有効因子を濃縮し有害物質を極限まで除去したもののことです。幹細胞は、さまざまな臓器の組織に分化する事ができます。
幹細胞の特性 「分化能力」
幹細胞の特性には分裂を繰り返してコピーをつくって増殖する「自己複製能力」と、さまざまな細胞(皮膚や血管・骨、心筋など)に変化して分化する「分化能力」があります。この分化する際に、様々な成長因子やサイトカインと呼ばれる物質を放出。「分化能力」によって、今後さらに再生医療の発展と実用化が期待されています。
幹細胞を培養し、幹細胞が活性化して増殖する過程において数百種類もの液性因子(エクソソーム、成長因子、免疫調整因子、神経再生因子等)が培養液に放出されます。このサイトカインやエクソソームを豊富に含む培養上清液は、老化などで衰えた細胞の活性化を促し、病気の治療や美容、健康維持に絶大な効果が期待できます。
幹細胞はエクソソームなどの放出同時に有害物質(アンモニアや乳酸等の不純物)も放出しています。有害物質除去し成長因子の含有量を高め、安全な浄化濃縮幹細胞セクレトームエキス・エクソソームを体内に注入します。
浄化濃縮幹細胞セクレトームエキス・エクソソーム清液に含まれる主な成長因子の効果
この治療では、下記のような効果が得られます。
- 塩基性線維芽細胞增殖因子
- 血管・皮膚・筋肉などの細胞に作用し、細胞の分化と増殖をコントロール。神経や骨の形成にも関与。
- 上皮細胞成長因子
- 毛母幹細胞に働きかけて、育毛や発毛、増毛効果を促進します。
- トランスフォーミング成長因子
- 抗炎症効果等があり、敏感肌の改善効果などがあります。
- 血小板由来成長因子
- 線維芽細胞、脂肪幹細胞、上皮幹細胞など組織修復に関連する幹細胞を刺激し分裂を促進します。
- 肝細胞増殖因子
- 血管・皮膚・筋肉などの細胞に作用し、細胞の分化と増殖をコントロール。神経や骨の形成にも関与。
- 血管内皮増殖因子
- 血管・皮膚・筋肉などの細胞に作用し、細胞の分化と増殖をコントロール。神経や骨の形成にも関与。
- 線維芽細胞成長因子
- 真皮の幹細胞(線維芽細胞)を刺激し 増殖させます。 創傷治癒、 シワ改善、 美白効果をもたらします。

線維芽細胞療法
患者様ご自身の「線維芽細胞」を採取したのちに、専用の施設で増殖・培養し、加齢の気になる部分に移植する治療法です。加齢によってできた深いシワやたるみ、肌のくぼみなどを肌の内側から改善します。肌内部でコラーゲンなどを産生する「線維芽細胞」は、加齢により減少したり働きが弱くなり、シワやたるみなどの老化現象が引き起こされます。「線維芽細胞」を移植すると、肌細胞の増殖や分化が促され、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成が活発になります。その結果肌が若返り、弾力と透明感ある潤った肌になります。
治療および施術の内容
- 血液検査(感染症検査)
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カウンセリング後、血液検査をいたします。
検査項目は、1.梅毒、2.HBV(B型肝炎)、3.HCV(C型肝炎)、4.HIV(エイズ)、5.HTLV-1(成人T細胞白血病)、6. パルボウィルスB19(但し必要な場合に限る)であります。なお感染症検査の結果が陽性の場合は、治療を受けられません。 - 皮膚採取(細胞の採取)
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耳の後ろから1㎝×0.5㎝の皮膚を採取します。1%エピネフリン入りキシロカインで局所麻酔をするため、痛みは感じません。同日に、細胞培養に用いる血
液を採取します。採血量はおおよそ140㎖ですが、医師の判断で変わることもあります。創部は絆創膏で固定し、約1週間で治癒します(医師の判断で縫合することもあります)。
※採取した皮膚の状態が悪く、規格に準じた細胞数が作成できない場合、皮膚を再採取する、または治療自体を断念せざるを得ない場合があります。 - 遺伝子の抽出・解析
- なお採血した血液の一部を用い、遺伝子の抽出・解析を行います。用途は移植時の細胞と遺伝子型を比較しそれらが同一であるか確認を行うためであります。また結果の二次使用は致しません(万一、二次使用する場合は事前に必ず患者様の同意を得ます)。
- 細胞培養
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お預かりした「皮膚」から細胞を抽出します(細胞抽出)。
抽出された細胞は細胞培養を経て、特定細胞加工物(治療用に用いられる真皮線維芽細胞)となります。 - 移植(細胞の移植)
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表面麻酔を約20~30分行います。
注射器(32G:非常に細い針)で、細かく穿刺し、細胞を移植します。移植時間は1㏄あたり約15分程度です。
治療部位や治療範囲により機械(水光注射)による細胞移植を行う場合がありますが、原理は注射器での移植と同じです。
細胞移植後は、移植部位を冷やします。直後は凹凸や針跡が出現しますが、1~2日でほとんど目立たなくなります。
まれに「腫れ」が1週間以上続くこともありますが、これは正常な生体反応です。
移植に際し、細胞の分散を防ぐ目的で人工関節液「アルツ:超短期吸収型ヒアルロン酸」を、少量使用(適用外使用)します。
希望により、細胞の定着を促進し少量の細胞でも効果を出す目的で「フィブラストスプレー:合成 FGF(トラフェルミン)」を少量使用(適用外使用)する場合がありますが、特に希望がない場合は、原則使用いたしません。 - 検診
- 定期ケアとして、細胞を移植した後、1か月後、3カ月後、6か月後、1年後にクリニックにご来院いただき検診をお受けいただきます。
- 再移植
- 本人の生体材料を原料とするため、一回に治療できる範囲が限られます。そのため検診にて、細胞移植が必要と判断された場合、追加の移植を行います。